中古建物を購入する時に大切な書類!徹底解説!(既存書類の受取)

中古建物を購入する際、建物に関する過去の書類を確認していますか?建物の状態のみだけが大切ではありません。書類を確認していなかった為にトラブルに巻き込まれることもあります。これらの書類を理解し、適切に確認することは、購入後のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。

この記事で分かること

中古建物を購入する際に受け取らないといけない建物に関する過去の書類

もくじ

確認申請書

概要

確認申請書は、建築物を建設する際に、建築基準法に基づいて提出される重要な書類です。この書類を審査して、建築基準法等に適合しているかを確認します。

内容と重要性

確認申請書には、建築物の詳細な設計図面や仕様が含まれています。これには、建築物の用途、規模、構造、設備などの基本情報が詳細に記載されています。また、建物の耐火構造、避難経路、機械設備など、安全性に関する情報も含まれます。

キキ先生

「確認済証」を発行する前に、審査に必要な書類です。
図面や計算書等も添付されています。

確認済証

概要

確認済証は、建築物が建築基準法に基づいて審査を受け、その基準を満たしていることを証明する公的な書類です。これは、建築物が法律に適合して安全であることを示す重要な証明書となります。

内容と重要性

確認済証には、建物の所在地、建物の種類、構造、用途、面積、建築主の名前、建築確認申請の承認日などの基本情報が含まれます。この書類は、建設する予定の建築物が建築基準法で定められた安全性等を満たしていることを証明します。

キキ先生

「建築確認を申請し、計画している建物が建築基準法令に適合することを証明する」書類です。

検査済証

概要

検査済証は、建築物が建築基準法およびその他の関連法令に基づいて実施された検査を通過し、法的な基準を満たしていることを証明する公的な書類です。この書類は、建物が完成した後に発行されます。性

内容と重要性

検査済証には、建物の所在地、建物の種類、構造、用途、建築面積などの基本情報が含まれます。また、検査日と検査を実施した機関の情報も記載されています。この書類は、建築物が計画通りに建築され、安全上の基準を満たしていることを証明します。

キキ先生

建物が完成した後に発行されます。
検査済証が一番重要です!

その他

建築基準関係規定に係る申請書類

  • 消防法に関する書類(消防同意等): 建物の消防安全性に関する規定の遵守状況を示します。
  • バリアフリー法に関する書類: 建物がバリアフリーの基準を満たしているかを示します。
  • 省エネ法に関する書類: 建物のエネルギー効率の高さを証明します。

建物の品質に関する書類

  • アスベスト調査報告書: 建物内のアスベストの有無や状況を報告します。
  • 既存建物調査(インスペクション)報告: 建物の状態や修理が必要な箇所を詳細に調査した報告書です。
キキ先生

アスベストについて、法改正があり、厳しくなっていますので、注意が必要です。

まとめ

中古建物を購入する際は、確認申請書、確認済証、検査済証など、多くの重要な書類を確認することが不可欠です。これらの書類は、建物の建築計画が建築基準法に適合しているか、安全基準を満たしているかを示し、法令遵守の状況を明らかにします。さらに、消防法、バリアフリー法、省エネ法に関する書類や、アスベスト調査報告書、既存建物調査報告なども重要です。これらの書類を適切に確認することで、将来的なリスクを回避し、安心して中古建物を購入するための基盤を築くことができます。

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この記事を書いた人

はじめまして。キキです。
私たちは事業・住まいなど建築・インテリア、不動産とは一生関わっていきます。

夢の実現のための「起業から施設づくり」「住まいづくり」までトータルサポートをしたいという想いから、「建築・インテリア」「不動産」の役立つ情報を発信します。

【経歴】
建築・インテリア設計・工事のチェックを日々行っています。

【資格】
・一級建築士
・インテリアプランナー
・宅地建物取引士

私の経験が皆様の夢の実現のために参考になればと想いブログを書いてます。

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