建設会社の定義
ここでの「建設会社」は建築一式工事を担う建設業の許可を得ている会社のことを指します。
建築一式工事とは、大工工事・内装工事・電気工事などの27業種の工事業者を一括し、施主と契約して行う工事を指します。
建築一式工事を担う建設業の許可を得ている会社の呼び方は事業主が付ける屋号である為、様々です。例えば、「○○建設会社」だけでなく、「××工務店」「△△不動産」等の会社名でも建築一式工事を担う建設業の許可を取得している場合があります。
建設会社は各工事業者を取りまとめる親分みたいなポジションってイメージだね!工事種類が多い場合、建設業の許可を得ている建設会社と契約をすれば、工事の段取り、調整は建設会社が行ってくれます!
楽そうだね!でも、工事種類が多い工事って?
良い質問だね!一軒家を建てるとか、大規模な建物の改修をやる時は必ず工事種類が多くなるよ。
工事業者とは?
工事業者とは国土交通省で定められた27業種の専門工事あり、それぞれの専門工事の許可を得ている会社を指します。
リンク先:国交省,業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)
https://www.mlit.go.jp/common/001209751.pdf
専門工事の種類ってたくさんあるんだね!工事業者と契約することはあるの?
工事種類が少ない工事の時だね!例えば、壁紙を貼り替えるとかエアコンを交換するとか部分的な工事をイメージしてくれればいいよ!
まとめ
建設会社は各工事業者(27種)を取りまとめて、工事を進めてくれます。各工事で行う上で必要な工事の内容やスケジュールの調整は建設会社が行います。施主は元請けの建設会社のみ契約すれば良く、角工事業者と個別に契約をする必要はありません。一方、工事業者は大工工事、石工事、屋根工事、電気工事等の27種あり、建設会社を介さない場合、施主は各工事業者と契約しなければなりません。そのため、各工事の内容・スケジュール調整は施主自身で行わなければいけません。工事の内容・規模に応じて、契約先を決めましょう!
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